クレジットイベント(経営破綻)が起こらなければ債権自体は移動せず、CDSは「保険」の役割を果たす。グローバルなCDS市場があり、そこで国内外の銀行や証券会社が特定企業のCDSを値付けし、ブローカーを介して取引をしている。
当然、デフォルトの可能性が高い企業ほど、「保険」であるCDSの「買い手」が「売り手」に支払うプレミアム料率(保証料率)は高くなる。すなわち日産のCDS保証料率が急騰しているのは、CDSの値付けをしている金融機関が「日産の経営リスクが急激に高まった」と判断しているためだ...
筆頭株主の前田建設工業による敵対的TOBの渦中にある前田道路が二の矢を放った。27日、同業最大手のNIPPOと資本業務提携に向けた協議を始めると発表した。5%程度の株式持ち合いを検討する。