アップルファンが待ちに待った米アップルの3月新製品発表イベントが中止になるとの観測が出ている。米国でも新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大が続いているからだ。

発表イベントの中止は不可避だが…

大統領選挙に向けた予備選挙の政治集会は例外のようだが、米国でも多数の人間が閉鎖された空間に集まるイベントは延期または中止されている。アップルが本社を置くカリフォルニア州サンタクララ郡の保健当局も2020年3月10日に、1000人以上が参加する大規模イベントの開催を3月末まで中止するよう通達を出した。

アップル本社内の「スティーブ・ジョブズ・シアター」に1000人もの参加者が詰めかける新製品発表イベントの中止も、やむを得ない措置だろう。

とはいえ、アップルファンや新製品を待ち望むユーザーは、がっかりする必要はない。3月発表イベントの目玉となる廉価版スマートホンの「iPhone SE2」(「iPhone 9」との情報もある)の追加やノートパソコンの「MacBook Pro」、ワイヤレスイヤホンの「AirPods」モデルチェンジは、予定通り実施される見通しだ。

「無観客」になるだろうが、新製品のプレゼンテーションをネット中継する可能性も高い。これまでアップルは自社のウエブサイトで新製品発表イベントを中継しているため、リアルタイムで視聴が可能だろう。初の「無観客プレゼンテーション」だけにアクセスが集中して視聴しにくい事態も想定されるが、例年イベント終了後にオンデマンド配信も公開されているので情報は確実に入手できる。

現時点では「iPhone SE2」は予定通り4月上旬に発売される見通しだが、初期生産量は少なそうだ。確実に手に入れたい人は新製品のスペックよりも、いつから予約が始まるのかを真っ先にチェックした方が良いだろう。

文:M&A Online編集部