ユニクロに勝訴し今月上場する「アスタリスク」ってどんな会社?

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「ITを通じて、三方笑顔」が経営理念

アスタリスクは東レのシステム開発部門に在籍していた鈴木規之社長が、高校時代のラグビー部の仲間と3人で2006年に設立した。

「iPhone」などのモバイル機器に装着して使用するバーコードリーダー・RFIDリーダー「AsReader」や画像認識技術を活用した管理システムの開発・販売を手がける。現在、中国・大連や米国、オランダに100%子会社3社を置く。

「iPhone」や「iPod touch」に装着して利用できるケース型RFIDリーダー/ライター(同社ホームページより)

取引先にはトヨタ自動車や東レ、伊藤忠商事、日本アイ・ビー・エム、エイチ・ツー・オー リテイリングなど大手が多い。

経営理念は「ITを通じて、三方笑顔(お客様の笑顔/社員の笑顔/世間の笑顔)を創造し、人類・社会の進歩発展に貢献します」。同社では業務用アプリを通じて業務が楽で便利になり、社内での意思疎通もしやすくなり、笑顔になることを「顧客価値」と位置づけているという。

近江商人の「三方よし」がベースのようだが、それだけにファーストリテイリングの「納入業者なのだから無償でライセンスを供与するのは当然」という高圧的な態度に我慢できなかったのだろう。

8月16日には画像認識やRFID、センサーなど「モノ認識」に関する研究開発拠点として、地上9階、延床面積約1300平方メートルの「AsTech Osaka Building」(大阪市淀川区)を建設すると発表した。

2021年7月末時点の従業員は83人。2020年8月期の売上高13億9815万円、経常利益1億151万円、当期利益6897万円。8月25日時点の発行済み株式数は128万株で、1株当たり当期利益は53円88銭、1株当たり純資産は231円81銭だ。

文:M&A Online編集部

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