起業家にとって、自社の事業を確立させ、営業キャッシュフローで会社が回るのが先か、それとも資金が尽きるのが先か。これはスタートアップ界隈では「死の谷(デスバレー)」とよばれ、スタートアップが乗り越えるべき最大の試練といわれます。
特に、外部資金を調達している場合は、サービスやプロダクトをしっかり作りこむために大きく投資することが前提になります。従って、それだけ死の谷は深く、長くなる可能性があります...
慶応大学発のベンチャー企業で、人工クモの糸の工業化を推進するスパイバーが、クールジャパン機構などを引受先とする第三者割当増資を実施。50億円を調達しました。調達した資金で対に大型工場を新設。現在の100倍規模となる大量生産に布石を打ちます。
IoTの「and factory」が9月6日にマザーズに新規上場します。想定価格は2470円。オーバーアロットメントを含めると21億円規模の中型案件。2014年設立で2017年8月期の経常利益が2億2300万円と優良企業。人気が出そうです。