M&Aで成長軌道に乗れるか 

その中期経営計画で同社が打ち出しているのがM&Aとアライアンス(提携)。2020年3月期、2021年3月期はアライアンスを中心に取り組み、2022年3月期は「より大きな成長を目指す」とし、M&Aの実施を匂わせている。 

同社は2004年に扇屋コーポレーションと、エンゼルフードシステムズ(現・フードリーム)の株式を取得したのをはじめ、2005年にウィルコーポレーション(現・一丁)、2007年に紅とん、一源、2008年に北の家族など多くの企業や事業を取り込み成長してきた。 

ただ近年は2015年にチタカ・インターナショナル・フーズ(愛知県)からパステルレストラン事業を譲り受けて以来、M&Aの実績がない。同社がもう一度成長軌道に乗るためにM&Aの手法を駆使することは想像に難くない。

外食産業は新型コロナウイルスの影響で厳しい環境にさらされており、M&Aのチャンスは少なくない。どのような企業をグループに迎え入れるのか。新型コロナウイルスでピンチに追い込まれた同社だが、同時に成長のチャンスでもありそうだ。

ヴィア・ホールディングスの沿革と主なM&A
1934 東京市神田区神保町に新開社活版印刷所を開業
1948 東京都千代田区に暁印刷を設立
1963 日本証券業協会に店頭登録
1999 あかつきビーピーに社名変更
2001 焼き鳥居酒屋チェーン「備長扇屋」のフランチャイズ1号店を開店
2003 大阪下町の味お好み焼「ぼちぼち」のフランチャイズ1号店を開店
2004 扇屋コーポレーションの株式を取得
2004 エンゼルフードシステムズ(現・フードリーム)の株式を取得
2004 ジャスダック証券取引所に株式を上場
2005 ヴィア・ホールディングスに社名を変更し、ホールディングス体制に移行
2005 ウィルコーポレーション(現・一丁)の株式を取得
2007 紅とんの株式を取得
2007 一源の株式を取得
2008 セラヴィリゾート(名古屋市)から「北の家族」事業を譲受
2011 R&Cの株式を取得
2013 暁印刷の株式を譲渡し、外食サービス専業で構成されるグループに
2015 紅とん分社化
2015 チタカ・インターナショナル・フーズ(愛知県)からパステルレストラン事業を譲受
2016 東京証券取引所市場第一部に市場変更

文:M&A Online編集部