毎月気になる企業をピックアップし、その企業の占星術的な視点からポイントをお伝えしています。
今回は株式会社JTB(1963年11月12日設立)をピックアップしました。
JTBは国内最大手の旅行業者で、社員数約1万7千人で観光業界において圧倒的なシェアを持ち、海外でもアジアやヨーロッパなど多くの地域で展開しています。
そんなJTBもコロナ禍により大打撃を受け、2021年3月には前期に1兆3000億円近かった売上高が3700億円まで激減し、1000億円の最終赤字に陥りました。品川の本社ビルを230億円で売却し、資本金を1億円に減額したことでも話題になりました。
昨年末から入国制限が緩和され、訪日外国人の増加が期待されますが、JTBの復権は実現するのか、JTBの今後を西洋占星術を使ってチェックしていきたいと思います。
まずはJTBの傾向を占星術で見てみようと思います。
旅行業はただ旅行の提案をするだけではなく、その地域や国の魅力を伝え提供する必要があります。そのためには自ずと地域密着型のビジネスモデルになりますし、地域との連携が必須になります。
まさにそれを武器にできる蠍座に太陽や水星などを配置しており、地域との協力関係を強化し顧客により満足度の高い旅行商品を提供することができていることが推察されます。
またグローバルなネットワークを意味する射手座にも金星・火星を入れており、この才能を活用して海外旅行商品の開発や、海外旅行の手配、現地でのサポートなど、多様なニーズに応えることができているのでしょう。
また金星と火星の影響は若い世代に対しての企画力を意味しますから、常に若者の心をつかむ企画を実現出来るポテンシャルを持っており、その行動には幸運が発生しやすい星配置です。
つまり、若者が望む新しい旅行スタイルの提案をいかに生み出せるかによって、JTBが発展力を発揮出来るかに如実に結果として出てくるはずです。
そしてネット社会における旅行会社には、AIやIoT(モノのインターネット)を活用した旅行サービスの提供やオンライン上での旅行商品の販売などのデジタル技術の活用が必須となります。それを実現する能力も持ち合わせていますが、容易に導入できる星配置ではないので、かなりの努力が必要であったり、導入に時間がかかったりとデジタル技術には試練があるように感じます。
コロナ禍によって大打撃を受けましたが、JTBは太陽という人生発展の天体に対し、冥王星という超回復力を意味する天体が援助をしている星配置です。
これがあると、困難に直面しても粘り強く、しぶとく問題解決ができますから、コロナによる損失をひっくり返すだけのポテンシャルを感じる企業です。
ではこれからJTBの今後の流れを見てみようと思います。