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AOKIホールディングス、「五輪汚職」の逆境からどう立て直す?|ビジネスパーソンのための占星術

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AOKIホールディングスの本社(横浜市)

【企業ピックアップ】AOKIホールディングス

毎月気になる企業をピックアップし、その企業の占星術的な視点からポイントをお伝えしています。

今回はAOKIホールディングス(1976年8月21日設立)をピックアップしました。

AOKIホールディングスは、紳士服業界第2位です。1958年に長野県で創業し、89年に東証2部、91年に東証1部(現東証プライム市場)に上場するなど、順調に規模を拡大してきました。

一方で、紳士服業界の売り上げは2014年から16年ごろがピークで、現在は減少傾向が続き、特に新型コロナウイルス感染に伴るテレワーク(在宅勤務)の広がりなどで20年以降は、さらに厳しい経営環境に置かれました。

ですが同社の業界でも珍しいユニークな取り組みで、22年3月期決算では赤字幅も大幅に縮小され通期では最終黒字を見込まれており、業績を急回復させています。

そんな中、22年7月に東京五輪・パラリンピックの大会組織委員会元理事とAOKIホールディングスの汚職疑惑が報道され世間に衝撃をもたらしました。

東京五輪の公式スーツを手がけた実績は汚職事件で失墜してしまうのか、今後のAOKIホールディングスを西洋占星術を使ってチェックしていきたいと思います。

横浜市内のAOKIホールディングス本社

コロナ禍の中、「パジャマスーツ」の大ヒット

まずはAOKIホールディングスの傾向を占星術で見てみようと思います。

同社のホロスコープを見ると、アパレル企業によく見られる獅子座に天体を集める傾向が同社にも顕著にあり、さらに実用性を意味する乙女座にも多く天体を集めています。

表現力を意味する獅子座だけに多く集める企業であれば、ファッション性に富んだアパレル企業に見受けられますが、同社のように乙女座にも多く集めるとファッション性に加えて実用性も兼ね備えたアパレル展開をしやすくなります。

AOKIが提案する紳士服はまさにファッション性と実用性を兼ね備えたラインナップが多くあります。ウエストサイズをワンタッチで調整出来たり、自宅で洗えるスーツやストレッチの効いた素材をセンス良く取り入れる工夫はなどはその代表でしょう。

またアイデアや流行を意味する天王星という天体が、企業の発展力を意味する太陽に援助しています。その結果、スーツのようなトラディショナルな商品を扱いながらも時代に即した商品開発をする傾向にあります。

2016年以降、全国的に右肩下がりだった紳士服をコロナ禍がとどめを刺すようにその需要を大きく減退させました。

そんな中、AOKIが提案した自宅ワークをする社会人のための「パジャマスーツ」は大ヒットとなり、赤字幅を大幅に縮小させました。

紳士服以外にも、複合カフェ「快活CLUB」、セルフ型フィットネスジム「FiT24」を両輪とするエンターテイメント事業は時代に合ったサービス展開で市場からの評価も高く、増収増益を続け、全売上高の3割以上を占めるまでに成長しています。

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