買収当初、創業90年にあたる2015年3月期に売上高2500億円、海外売上比率を従来の20%から50%へ引き上げることなどを目標に掲げたが、あえなく挫折。海外事業の再構築に最優先で取り組んできた。
トミーインターナショナル(旧RC2)は北米・中南米、欧州、豪州の3つの地域をカバーするが、現地任せにせず、本社主導で直接経営管理を行う方式を徹底した...
高松コンストラクショングループは関西発祥の中堅ゼネコン。2017年には協和銀行(現・りそな銀行)出身の吉武宣彦が社長に就任、翌年には中核企業の高松建設でオーナー一族の社長が就任するなど新体制づくりが進む。成長戦略の要は企業買収・合併(M&A)だ。
アルプス電気は傘下のアルパインと2019年1月に経営統合する。当初予定より期日を3カ月前倒しする。グループ内再編とはいえ、電子部品と車載情報機器を主力とする上場企業同士の大型M&A。新体制への移行でグループ売上高1兆円の実現に弾みがつくか。
住友ゴム工業にとって2018年、2019年は節目の年となる。「ダンロップブランドの盟主」を目指してきたこれまでとは違ったM&Aが実現しそうだ。