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冠婚葬祭互助会「サン・ライフ」が老人ホームを続々と吸収する理由

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シティホール相模斎場
シティホール相模斎場


これが結婚式場だと大変です。そもそも結婚をしない人、写真だけで済ます人、遠隔地やリゾート地、海外で挙げる人、結婚式をやらない人など、価値観の多様化が経営や集客を難しくしています。

そんなこんなで、各葬儀会社が隙間に出店するわけで、葬儀場は全国で飽和状態。これ以上は、出そうにも出せない。あるいは出店しても稼げないのです。葬儀市場は典型的なレッドオーシャンです。

「ナシ婚」ならぬ「ナシ葬」が増加していると答えた葬儀業者は23%超

そんな中、「直葬」という、業界を揺るがすとんでもないスタイルが登場してしまいました。それが二つ目の理由。葬儀そのものの需要が減少している。

直葬とは、通夜・告別式を行わず、親しい関係者のみが出席して火葬のみを行う葬儀のことです。これに付随して、通夜を行わずに告別式と火葬のみを行う「一日葬」もあります。

2017年の公正取引委員会による調査(葬儀の取引に関する実態調査報告書)によると、増加傾向にある葬儀の種類で「直葬」をあげた葬儀業者は全体の23.1%、「一日葬」は16.3%となりました。また、通夜・告別式ともに執り行うものの、家族のみと小規模な「家族葬」は52.2%にも達しています。

ちなみに、減少傾向にある葬儀の種類で比率の高かったものが「一般葬」68.3%、「社葬」22.4%でした。

要するに、葬儀の規模が縮小、または火葬のみの「ナシ葬」が増加しているのです。

葬儀の取引に関する実態調査報告書
葬儀の取引に関する実態調査報告書

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