「西武」の2文字がこのところ、経済ニュースを賑わせている。共通するキーワードは「売却」だ。
西武ホールディングス(HD)はグループの中核である西武鉄道の直系子会社、西武建設(東京都豊島区)を約620億円で3月末に売却すると発表した。百貨店のそごう・西武を傘下に置くセブン&アイ・ホールディングスは百貨店事業を売却する方向で検討していることが明らかになった。こちらは売却額が数千億円規模とみられている。
西武といえば、その名前を冠した西武鉄道、西武百貨店がまず思い出される...
アツギは1月28日、2022年3月期の連結営業利益予想を21億円の赤字に下方修正し、4期連続の赤字になりそうだと発表した。主力のストッキング需要が急減。アツギは国内生産を終了し、中国の工場に移管など生産体制の見直しを急いでいる。
超高齢化社会が訪れ、雇用や医療、福祉などにさまざまな影響がでるとされる「2025年問題」が、中小企業の事業承継でも深刻化してきた。官民を上げて事業承継問題に取り組む動きが活発化。どんな事業承継支援策があるのか。
牛丼チェーン「吉野家」などを展開する吉野家ホールディングスに回復の兆しが現れてきた。2022年2月期第3四半期は、売却した京樽の影響を除くと増収になったという。先を走る「すき家」のゼンショーにどこまで迫ることができるか。