キャンペーン攻勢をかける「かっぱ寿司」トップを走るスシローに迫れるか

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メイプルストーリーとのコラボ商品「ピンクビーンチョウまぐろ」(同社ニュースリリースより)

回転ずしのかっぱ寿司を運営するカッパ・クリエイト<7421>が、キャンペーン攻勢をかけている。

同社は2021年9月に、1日限定の半額キャンペーンを実施し、大きな話題を集めたばかりだが、今度は2022年1月24日から「生ビール半額キャンペーン」を実施するほか同26日からはネクソン(東京都港区)が配信するオンラインゲーム「メイプルストーリー」、スマートフォンゲーム「メイプルストーリーM」とのコラボキャンペーンも展開する。

当初黒字化を予想していた2022年3月期は、コロナ禍の影響で2期連続の営業赤字に陥る見通しで、経営は厳しい状態にある。回転ずし最大手の「スシロー」を展開するFOOD & LIFE COMPANIES<3563>は順調に業績を伸ばしており、差は広がる一方だ。キャンペーンでどこまで盛り返すことができるだろうか。

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メイプルストーリーとコラボ

「メイプルストーリー」「メイプルストーリーM」とのコラボは、東京都や大阪府、福岡県など12都府県のかっぱ寿司133店舗が対象で、「メイプルストーリー」をイメージしたコラボ商品3種を販売するほか、店内飲食1000円以上の利用客に、ゲーム内で使用できる特別なアイテムがもらえるクーポン番号入り来店者カードをプレゼントする。

イェティのホワイトマシュマロプリンパフェ(同社ニュースリリースより)

コラボ商品は、プリンとメイプルシロップを使用した「イェティのホワイトマシュマロプリンパフェ」、びん長まぐろにねぎとろをトッピングした「ピンクビーンチョウまぐろ」、シイタケの天ぷらにメイプルシロップと塩をひとふりした「メイプルキノコ天にぎり」の3種。

「メイプルストーリー」は、韓国のNEXON Korea Corporationが開発した、さまざまな島や村でモンスターたちと格闘しながら、冒険を進めていくゲームで、多数の人が同時に楽しむことができる。

「生ビール半額キャンペーン」は、かっぱ寿司アプリ会員限定で、生ビール半額クーポンを会員に配信する。従来からある人気キャンペーンで2022年の幕開けを祝して、約9カ月ぶりに再開する。

かっぱ寿司全店が対象で、キャンペーン期間中は、クーポンの提示で何杯でも何人でも生ビールを半額で提供する。

2期連続で水面下

FOOD & LIFE COMPANIESの2021年9月期は、売上高が2408億400万円で、前年度より17.5%の増収となった。営業利益は229億100万円で、こちらは前年度比89.9%増と儲ける力が大きく改善した。2022年9月期は8.3%の営業減益の見込みだが、それでも200億円台は確保できる計算だ。

一方、かっぱ寿司の2022年3月期は、売上高が前年度よりも7.2%増の695億6400万円と増収となるものの、本業の儲けを示す営業損益は10億6000万円の赤字に陥る見込みだ。当初は11億円ほどの黒字を見込んでいたが、新型コロナウイルスの影響を考慮し下方修正した。

前年度が15億7200万円の営業赤字だったため、改善の方向にはあるが、2期連続で水面下のままだ。果たしてキャンペーン効果は?

文:M&A Online編集部

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