西武HDに西武建設の売却先は通信工事大手のミライト・ホールディングス。西武HDは資産効率の向上など財務体質の改善を目的に、資産売却を進めて運営に軸足を移す経営改革を推進している。実際、国内で展開するホテルの大半にあたる約40施設についても運営に特化するとして、海外ファンドなどとの売却交渉が進行中とされる。
今回の西武建設の売却も同じ流れにある。同社は1941年の設立以来、鉄道関連工事や沿線開発を手がけてきた西武鉄道全額出資の直系子会社だが、5%を残したうえで95%の株式が売却される...
アツギは1月28日、2022年3月期の連結営業利益予想を21億円の赤字に下方修正し、4期連続の赤字になりそうだと発表した。主力のストッキング需要が急減。アツギは国内生産を終了し、中国の工場に移管など生産体制の見直しを急いでいる。
超高齢化社会が訪れ、雇用や医療、福祉などにさまざまな影響がでるとされる「2025年問題」が、中小企業の事業承継でも深刻化してきた。官民を上げて事業承継問題に取り組む動きが活発化。どんな事業承継支援策があるのか。
牛丼チェーン「吉野家」などを展開する吉野家ホールディングスに回復の兆しが現れてきた。2022年2月期第3四半期は、売却した京樽の影響を除くと増収になったという。先を走る「すき家」のゼンショーにどこまで迫ることができるか。