「PGM」がアプリやカートナビを導入 積極投資は吉とでる?

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東京都台東区のPGM

平和<6412>傘下のパシフィックゴルフマネージメント(PGM、東京都台東区)が2022年4月1日から、従来のやり方をコンピューターとネットワークで変えていく「IT」を強化する。

同日からサインなしでのチェックイン(スマートチェックイン)やゴルフ場予約、コースガイド、ポイント管理などができる「PGMロイヤルティプログラム」のアプリ運用を始めるほか、3月末までに総武カントリークラブ総武コースなどの3カ所を除く143ゴルフ場に、カートからグリーンまでの距離などを表示できるカートナビを導入する。

同社はゴルフ場の買収で、保有コースを増やしており、今回の取り組みによって、グループとしての統一感が高まるとともに、新型コロナウイルス感染症拡大を機に増えつつある若いゴルファーからの支持も見込めそうだ。

新型コロナウイルスの変異株オミクロンによる感染が急拡大する中の積極投資は吉とでるだろうか。

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初心者でも快適にプレー

PGMロイヤルティプログラムのアプリは、画面のチェックインボタンを押すとQRコードが表示され、これを機械にかざすだけでチェックインできるため、名前の記入などの煩わしさがない。同アプリではゴフル場の予約が可能なほかコースガイドなどを見ることもできる。

PGMポイントは、スマートチェックインや、チェックイン時のアンケート回答などで、貯めることができる。ポイントの還元率は1-3%で、前年の利用回数が多いほど還元率が高くなる。

PGMポイントの導入に伴い2013年から運用してきたTポイント・ジャパン(東京都渋谷区)の「Tポイントプログラム」は利用停止となる。

カートナビは、カートからグリーンやハザードまでの距離、コースの高低差、グリーンの傾斜などの情報やコースの攻略アドバイスを表示できるため、初心者でも快適にプレーできる。緊急時にはクラブハウスとの通話も可能で、初心者をはじめ多くのゴルファーが安全にゴルフを楽しめる。

2021 年から「マーシャル-Ai(アイ)」と「i Golf Shaper (アイゴルフシェイパー)」の2種のカートナビの導入を進めており、2022年3月までに完了し、4月から新しい運営に移行する。2020 年以前にカートナビを導入しているコースには、2022 年度以降に新たなカートナビに入れ替える予定。

積極的にゴルフ場を買収

平和は2011年にPGMを子会社化したあと、これまでに12件(17ゴルフ場)のゴルフ場の取得を発表しており、今後も積極的にゴルフ場を買収する方針を打ち出している。

ゴルフと並ぶ経営のもう一つの柱であるパチンコ機などの遊技機事業が振るわず、ゴルフ事業が経営を支えている状況だ。

2022年3月期は、コロナ禍の影響の大きかった前年度を上回る、売上高1206億円(前年度比11.9%増)、営業利益は90億円(同69.5%増)を見込む。

文:M&A Online編集部

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