新型コロナウイルスの感染拡大に伴う政府の「緊急事態宣言」を受け、ゴルフのプレースタイルに大きな変化が現れようとしている。

原則スループレー営業に 

国内で134のゴルフコースを運営するアコーディア・ゴルフ(東京都品川区)は、新型コロナ感染の予防と拡散防止策として原則スループレー営業を打ち出した。 

4月11日から5月6日まで、緊急事態宣言の対象地域である東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の7都府県で実施する。 

日本では接待ゴルフという言葉があるようにゴルフはビジネスマンの接待の場として発展してきた経緯がある。このためプレーが半分終わった時点でゆっくりと時間をかけて(1時間ほど)昼食をとるスタイルが定着したと言われる。

アコーディア・ゴルフの今回の取り組みは新型コロナウイルス対策として期間とエリアを絞った形で実施されるが、ゴルファーの反応次第では、これまでの習慣が大きく変わるかもしれない。 

浴室利用、クラブバス運行も中止 

ゴルフのプロの試合はスループレーとなっており、テレビ中継などでもラウンドの途中で歩きながら、おにぎりなどをほおばるシーンが流されることがよくある。 

ゴルフをスポーツとしてみれば、プレーの途中に昼食を挟まないことには違和感はなく、野球やサッカー、テニスなどを見てもプレーの途中にゆっくりと時間をかけて食事をとる例はない。 

このためスループレーはスポーツとしてゴルフを楽しむ人たちにとっては抵抗が少ないものと思われる。昼食を取らないことによってゴルフ場での滞在時間を短くでき、料金も抑えられるため若い人たちの利用を促進する効果も見込まれる。 

アコーディア・ゴルフではスループレーの実施に伴いレストランの営業を中止するほかロッカー、浴室、脱衣所の利用やクラブバスの運行も中止する。 

いずれも密集、密閉、密接の3密を排除するための措置で、新型コロナの感染拡大防止には効果がありそう。 

自宅からゴルフウエアを着用し、マイカーを運転してゴルフ場に向かい、スルーでプレーした後はそのままマイカーで帰宅する。汗をかきウエアを着替えたい場合は駐車場のマイカー内で行う。 

こんなプレースタイルが当たり前になる日が近づいているのかも知れない。