2018年に買収したマニューバーラインは2016年11月期から2018年11月期までの3年間を対象にした第7次中期経営計画の中で実施したM&Aで、ここ5年ほどでは第6次経営計画内に実施したマテックス(神戸市)と、米国のGSG Fastenersのと合わせた3件が同社にとってのM&Aの中核となる。
第7次中期経営計画では連結売上高は500億円、連結営業利益は26億円を目指しており、現時点での予想では2018年11月期は売上高440億円、営業利益20億円にとどまりそうだ...
住友林業は2009年以降、豪州で2社、米国で4社の住宅メーカーを矢継ぎ早に傘下に収めた。海外での年間住宅販売は9000棟に迫り、数量では国内販売を上回る。その海外住宅事業は今や全売上高の四分の一を占めるまでに大躍進した。快進撃はどこまで続くのか。
カネカが航空・宇宙分野の市場開拓に力を入れ始めた。この9カ月間で米国企業2社を相次いで傘下に収め、2025年にはこの分野で年間200億円の売り上げを目指す。はたしてジェットやロケットが知名度急上昇をもたらしてくれるだろうか?
NECが今世紀4回目となるリストラを断行する。今回のリストラでは、ものづくり関連事業を大胆にカットする一方で、情報システムやサービスといったソフトウエア関連事業に力を入れる。その要となるのが2018年1月の大型M&Aで強化したセキュリティー事業だ。
明治ホールディングス(HD)は菓子、乳業を中心とする食品業界のリーディングカンパニー。売上高は1兆2000億円を超える。食品のイメージが圧倒的な同社だが、近年、医薬品での存在感が着実に増しつつある。その推進役はほかでもないM&Aだ。