第4部 要点解説「成功するM&Aのポイント」

最後は、ストライク取締役の金田和也さんによる要点解説です。

ストライクの金田和也取締役

今年は、昨年に比べて国内企業同士のM&A、いわゆるIN-INが増えているといいます。業界としては、ITや建設、小売業でM&Aが活発で、アセットがあまりない会社が好まれる傾向にあるそう。企業規模の大小に関係なく、今やM&Aは経営戦略の重要な手段となっており、特に事業承継型のM&Aが増えているといいます。

ここでは、売り手と買い手のそれぞれの立場から、押さえておくべき「成功するM&Aのポイント」を紹介します。

<譲渡(売却)を検討する企業のポイント>
・財務諸表の透明性の高さとシンプルさ
企業価値の把握
・売り時を逃さない
・希望条件の優先順位を決める
・マイナスに思われることほど早く共有

<譲受(買収)を検討する企業のポイント>
・M&Aの交渉の場、その後の陣頭指揮にトップが出てくるとスムーズ
・M&Aはあくまで手段。M&Aを目的にせず、M&Aを行う目的を明確にする

3時間にわたって「成長戦略としてのM&A」に焦点を当てたセミナーも以上で終了。
今回は、M&A
を行う目的がはっきりとしていることがいかに重要かを改めて思い知りました。M&Aが企業の経営戦略として注目される中、決してM&A自体を目的とせずに、その先にあるビジョンをきちんと見定め、そのための手段としてM&Aを実行していきたいものですね。