会計事務所エスプラスの代表取締役で公認会計士の辻さちえさんは、日本公認会計士協会東京会で、女性公認会計士を増やすための組織「女性活躍促進プロジェクトチーム」の広報グループリーダ-を務める。どのような活動を行っているのか。学生レポーターの山口萌さんが聞きました。

女性活躍促進プロジェクトチームで活動

-女性公認会計士の人数を増やすために、どのような活動をしているのですか。 

「現在、公認会計士の合格者のうち女性の割合は20%ほどで、私が会計士の試験に合格した1995年と変わっていません。さらに合格した後に会計士登録をしている女性は、会計士全体の14%しかありません。20数年間同じような割合の職業ってあまりないのではないでしょうか」 

「女性が活躍できない職業は、それだけで魅力がないと思われてしまうところもあって、何かしら対策をしないといけないということで、私は日本公認会計士協会東京会の女性活躍促進プロジェクトチームで活動しています」

「では何をしているのかと言いますと、まずは今、公認会計士として働いている人にやめないで下さいということをやっています。会計士というと試験に受かったら大手の監査法人に入って、すごく忙しく働いているというイメージしかないように思われています。確かに多くの会計士は大手の会計士事務所に入りますが、もう少しいろんな働き方だとか、働き方の工夫をしている人もたくさんいる、ということを伝えています」 

「例えば企業の中で働いている会計士や監査法人に所属している会計士、独立している会計士など、いろんな働き方をしている会計士のパネルディスカッションを行ったり、講師を招いてマインドフルネスの研修を行ったり、女性弁護士さんとの交流会などを行っています。いろんな働き方ができるし、会計士ってそういう資格だよねということを発信しています」 

-マインドフルネスとはどのようなことを行うのですか。 

「マインドフルネスは自分の呼吸に意識を集中して集中力を高める方法でなのですが、専門の方に来ていただいて、実際のやり方の練習をしました。こういう方法を知っていると緊張した時に、自分で整えることができるということで取り組みました」

「会計士はいろんな働き方ができる」と説明する辻さん