「アピタが凄いことになってる!」友人はそう口にしました。「雰囲気がガラッと変わってるし、全然違うお店みたいなんだよね」――。

この友人の話を聞いた時、ユニー・ファミリーマートホールディングスが、ユニー株をドンキホーテホールディングスに売却し、ドンキホーテホールディングスがユニーを完全子会社化したうえで、ユニーの店舗を業態転換する、という記事を見かけたことを思い出しました。

友人の言っていた「凄いこと」というのは、この転換された店舗で行われている事に関係しているのでしょう。そこで「アピタ」から「MEGAドン・キホーテUNY」に業態転換された店舗に実際に行き、以前とどう変わったのかを調べてみました。 

ドンキの強み「POP・陳列」

まず大きく変わっていたのはPOP・陳列でした。POPは以前までなら、白・黒・赤が基本のとてもシンプルなものでした。しかし、転換した店舗ではPOPがカラフルな色使いで彩られ、こちらの目を飽きさせないような、あのドンキ流のPOPが所狭しと並んでいたのです。

スーパーのPOPと言えば、見るとしても値段や産地くらいまでですが、新店舗におけるPOPはついつい安さの理由やドンキ節の商品説明を見てしまう、そんなものに変わっていました。 

陳列においては、菓子・ペットボトルなどを筆頭に普通のスーパーでは見ないような高さまで積み上げられていました。以前まで広く感じていた売り場が狭くなったかのようなインパクトのある売り場になっており、POP同様ついつい目を向けてしまうようなものになっていたのです。

しかし、そんな大量に陳列された商品を見ていて、ふと疑問が浮かんできました。それは生鮮食品の大量陳列です。ドンキでは今まで生鮮食品を取り扱う事は少なく、決して充実している、と言えるようなものではありませんでした。そんな中で、どのようにして大量に安く並べることができているのでしょうか。