企業の事業構造は通常、時間をかけて徐々に変わる。しかしソニーグループ<6758>は、M&Aという経営手段を通じて事業ポートフォリオを大胆に変え、創業時とはまったく異なる企業へ進化してきた。エレクトロニクス企業として世界的成功を収めた同社が、なぜコンテンツ企業へ転換したのか。その軌跡を追う...
スタンレー電気は自動車用ランプの大手メーカーとして名をはせる。売上高は5000億円に達するが、ランプ類を中心とする自動車機器事業が全社の86%を占め、“一本足打法”の感も否めない。収益源の多様化が課題となる中、大型M&Aが飛び出した。
YKKがパナソニックホールディングス傘下で住宅設備を手がけるパナソニックハウジングソリューションズ(大阪府門真市)を買収する。建材・住宅設備でトップに立つLIXIL追撃への号砲となるのか。
「CASIO」といえば「G-SHOCK」というイメージが強いだろう。だが、カシオ計算機<6952>を一躍有名にしたのは社名にある通り「計算機」、いわゆる電卓(パーソナル計算機)だ。昭和の高度経済成長期、オフィス業務の電算化(デジタル化)の波に乗って急伸した。
総合重工業メーカーのIHI<7013>は、多彩なM&Aを通じて事業ポートフォリオの見直しを進めてきた。その一連の動きには、成長分野の強化とともに、競争力の低下や市場の成熟が懸念される事業の売却を通じた「選択と集中」の明確な意思が読み取れる。