これまでM&Aによって業容を拡大してきた婦人靴などの事業(生活ファッション事業)も大きく伸ばす計画だ。幅広いニーズに対応した商品の品ぞろえに取り組むほか百貨店などでの販売に加え、ネット通販などにも本格的に参入する。
婦人靴については、2015年に婦人靴メーカーのモード・エ・ジャコム(東京都港区)を子会社化したのを皮切りに、これまで4件のM&Aを実施してきた。2016年に婦人靴卸のシンエイ(東京都台東区)と靴製造業の新興製靴工業(東京都墨田区)の事業を取得...
飯田グループホールディングスは「戸建分譲・日本一」を誇る。その販売数はグループ6社で4万戸を超え、他を圧倒する。低価格帯の分譲住宅を主力とするパワービルダーの代名詞的存在だ。住宅業界を騒然とさせた前代未聞の経営統合から5年。現在の姿は?
栗本鉄工所の経営姿勢に変化の兆しが現れてきた。5年ぶりにM&A を実施し、積極策に転じたように見えるからだ。創業100周年の年に当たる2009年にM&Aで3件の譲渡を行い、事業構造を大きく変えたが、その後は一進一退だった。今回の5年ぶりのM&Aが呼び水となるのか。
国内最大手、世界第3位のシェアを持つ今治造船。だが1980年代には大手の3分の1以下の生産能力しかない中堅造船所だった。その同社が頭角を現すきっかけは石油ショックと円高不況。大手すら生き残ることが難しかった時代に下位の同社が成長できたのはなぜか。