意外な子会社 勁草書房|北陸の老舗百貨店由来の出版社

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大和香林坊店がある金沢・香林坊界隈(akiko / PIXTA)

拡大と縮小を繰り返す地方百貨店

では、勁草書房の生みの親、大和とはどんな百貨店なのだろうか。創業は1923年、京都大丸の流れを組む。まず、金沢の繁華街・片町に店舗(宮市大丸)を構え、その後、北陸の富山、福井にも出店攻勢をかけた。株式会社大和と改称したのは1943年。当時は北陸、さらに新潟や大阪などにも出店し、計7店舗を構えるまでに成長した。

大阪証券取引所2部に上場して以降は、多角化経営にも積極的に乗り出す。ホテル、レストラン業、さらにまったく異業種といえる印刷業にも進出した...

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