『キャラバンシューズ』『ホッチキス』『断捨離』『セメダイン』『宅急便』『バンドエイド』……、普通、記事を書く場合、これらは「軽登山靴」「ステープラー」「片づけ」「接着剤」「宅配便」「絆創膏」などの用語に言い換えることが多い。前者はそれぞれのメーカーや業者などの登録商標であるからだ。

「ボンド」は商標、言い換えるなら「合成接着剤」

商品やサービスを特定する必要がある場合、『キャラバンシューズ』や『バンドエイド』といった商品名を挙げることもあるが、特に特定することを求めていない内容の場合、普通名詞で表現するのが一般的だ。

コニシの主力商品『ボンド』もその1つ。これはコニシ株式会社の登録商標であるため、通常は「合成接着剤」といった表現をする。現在、同社の『ボンド』は一般的に見かける家庭用のほか、建材用、内装用、外装用、工業用をはじめ、補強・補修工法用、シーリング剤、粘着テープ、ワックス・洗剤など多種多様な商品を販売し、また関連機器も提供している。

そのコニシが2017年7月、角丸建設という静岡県藤枝市の建設会社を買収した。よく考えれば“意外”ではないのだが、「コニシが大手の建設会社の子会社になるなら、わかるけど……」「材料メーカーが納入先を買収して確保したということ?」など、驚きの声もあったようだ。