シティホテルやリゾートホテルなど、街中はもちろん旅先でも何気なく目にしているホテル。ラウンジでお茶をしたり宿泊をしたりと利用することはあっても、どこの会社がその運営に関わっているかはあまり考えることもないだろう。そこで、ちょっと意外な会社が経営しているホテル、意外なオーナー変遷を経ているホテルを紹介する。ビジネストークでのちょっとしたトリビアとして話のタネに活用してみては?

<5>ザ・カハラ・ホテル&リゾート

前回に引き続き、日本人に人気の観光地ハワイのホテル事情をみていきたい。
ワイキキから車で約10分、喧騒から離れてゆっくりできる場所にザ・カハラはある。その隠れ家的な立地からも、歴代の米国大統領や数多くのスターら著名人たちにも愛されてきた。ジョン・ウェイン、フランク・シナトラ、ジュリー・アンドリュースら20世紀を代表するスターたちをはじめ、現代ではアンジェリーナ・ジョリーやニコラス・ケイジ、ショーン・ペンなど、そうそうたる顔ぶれだ。
1964年、ヒルトン傘下のホテルとして「ザ・カハラ・ヒルトン」の名でオープン。ゴルフ場を併設し、白砂のビーチが目の前に広がる閑静なリゾートホテルは、瞬く間にセレブたちの間で人気となった。1967年には客室稼働率が90%に達し、ハワイを代表する名門ホテルの地位を揺るぎないものにした。
1996年には、マンダリンオリエンタルホテルグループの運営となり、「ザ・カハラ・マンダリン・オリエンタル・ハワイ」と改称。7500万ドルをかけて改装され、現在あるメインダイニング「ホクズ」が誕生し、客室の家具や壁紙、カーペットなども一新された。ドラマの舞台としても度々登場し、1998年には日本のドラマ「HOTEL」ハワイ編の撮影にも使われている。