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【「M&Aでグループ会社に! 注目ディール5選」その3】NTTドコモ<9437>が野菜宅配のらでぃっしゅぼーやを買収

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え? なんであの会社がこの会社を買うの? この会社ってあのグループだったの?と思わず驚かずにはいられない、意外なM&Aがある。そんなディールを集めてみた。今回は、驚きもひとしおな異業種同士の取り合わせ。買収の狙い、そしてそこから見えてくるものとは…?

NTTドコモ<9437>が野菜宅配のらでぃっしゅぼーやを買収

(買収金額 約69億円、買収時期 2012年3月)

 NTTドコモ<9437>が2012年3月に野菜宅配大手のらでぃっしゅぼーやを、約69億円で買収。携帯電話会社のNTTドコモが野菜宅配会社を買収ということで、大きな話題となりました。

 NTTドコモは携帯電話市場が成熟する中で、通信以外の企業との連携で新規事業の育成及び通信回線の利用促進を考えており、らでぃっしゅぼーやの買収はその方向に沿った内容となっています。

 具体的には、両社でスマホやタブットを使った注文システムを構築、宅配サービスの取引量を増やし、携帯電話料金と宅配野菜の料金を一緒に回収するという決済の利便性、ドコモユーザーの顧客情報を活用してらでぃっしゅぼーやのサービス拡販などの、共同事業を見込んだものでした。

 また、14年1月にNTTドコモは、料理教室国内最大手の「ABCクッキングスタジオ」を運営するABC HOLDINGSの株式51%を200億円で取得しています。これは、料理教室においてタブレットなどのICTを活用した新たな料理レッスンサービスや、自宅で活用できる料理レッスン動画といったデジタルコンテンツサービスなど、新たなサービス開発を狙ったものでした。

 一見、携帯電話会社が野菜宅配会社、料理教室を買収と言うことで、不思議な組み合わせですが、その裏にはリアルとデジタルを連携させた新たなサービス開発という、NTTドコモとしての将来展望が見えます。

まとめ:M&A Online編集部

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M&A Online編集部

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