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「揚げ物」がつかめるロボットとは MAOガールインタビュ-(14)

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日本企業はキャッシュサイクルを回すことが必要

-日本は過去20年、技術革新に乗り遅れたといわれています。これについてはどのように見ておられますか。 

技術だけの目線でいうと私は日本はキャッチアップできていると考えている。例えば2018年の特許を取得したリストを見ると、AIの分野でトップ20社の中で12社が日系企業だった。特許はかなり多く取っている。日本が遅れているというのは、こうした特許が商品化されていないということだろう。 

日本企業にはPDCAのサイクルを回すスピード感を感じてほしい。日本ではビジネスプランが完璧でないと動き出さない。これではPDCAが回らない。サイクルなので、Pからスタートする必要はない。DからスタートしてDCAPでもいい。決定することが一番のポイントで、とにかくスタートすることが一番大事。 

オサロもそうだった。Pはあったが、完璧ではなかった。完璧なプランを求めるとスタートアップとの付き合いはできない。 

-日本経済を活性化させるためにはどのような対策が必要であるとお考えですか。 

日本経済イコール国内経済だけではない。日本経済イコールグローバル経済の何%ということを日本は考えてほしい。国内で何ができるのか、海外で何ができるのかを分けて考えてほしい。

キャッシュフローにも注目してほしい。キャッシュを持っているだけではだめで、キャッシュサイクルを回す必要がある。日本の企業はこれができていないように見える。 

【プリスウィ バッタ氏】インド技術大学工学部(電気工学、コンピューター専攻)卒業。2003年インドの日系半導体メーカーに入社。13年イノテック入社。14年カナダ・マギル大学のMBA(経営学修士)取得。15年イノテックフロンティア執行役員。

文:M&A Online編集部

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