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「揚げ物」がつかめるロボットとは MAOガールインタビュ-(14)

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ベンチャーキャピタルとは逆のアプローチ

-なぜこのようなベンチャー投資を始められたのですか。 

我々は商社と技術のサポートの両方を行っているが、ソリューション(自社製品開発など)にはつながっていなかった。そこで6、7年前からM&Aに取り組み、いくつかの企業を子会社化した。 

これら子会社はほとんどがソフト開発などを手がけている企業で、これら企業に我々の力を入れて、ソリューションを伸ばしていこうとしている。商社と技術のサポートだけでなく、自社でソフトウエアソリューションを伸ばしていこうというのがベンチャーと付き合いようになったきっかけだ。 

-オサロのほかにも投資する計画はありますか。 

年間100社から300社ほどの企業の紹介がある。この中から何に投資するのか、どうやって投資するのかなどを考えたうえで選択する。すでにAIの分野では2、3社に、IoT(モノのインターネット)の分野でも投資している。これは今後も続けていきたいと考えている。     

インタビューするMAOガール・山口さん

-どのように選択するのですか。 

我々はベンチャーキャピタルと逆のアプローチをする。ベンチャーキャピタルはどちらかと言えばトップダウン。経済を見て、マーケットを見て、数字を見て、どのくらい儲かるのか。リターンはどのくらいあるのかといったことを計算する。 

我々はボトムアップのアプローチ。技術にどのくらい強味があるのか。特許を持っているのか。他社が簡単にまねできるのか。商品化できるかなどを把握する。 

このトップダウンのアプローチとボトムアップのアプローチの両方をバランスとって判断する。 

AI、IoT、データソフトなどの中から既存の事業に近いものをまず選ふ。その次が既存事業の延長線上のもの、そして全くの新規のものもある。今回のオサロはこれに当たる。我々はソフトの知識はあったが、これまでロボットを取り扱ったことはなかった。

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