【カフェチェーン比較】コロナ禍でコメダ珈琲の圧倒的強さ浮彫に

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テイクアウト需要にも応えやすいロードサイド型のコメダ珈琲

2008年に創業家が投資ファンドのアドバンテッジ・パートナーズに持ち株を売却。2013年に韓国系投資ファンドのMBKパートナーズが全株を取得しました。2016年に東証一部に上場。株主が変化しても、FCを軸に成長する戦略を貫きました。手っ取り早く規模拡大が狙える直営店方式をとらず、フランチャイズ化に注力。その結果がコロナ禍で強さを浮き彫りにしたのです。

地域密着型カフェが持続的な店舗経営のカギに

コメダが際立っているのは、利益を出せる体制だけではありません。店舗の売上も頭一つ飛びぬけています。7月の売上は前年比93.1%。60%台で低迷する競合を大きく引き離しました。非常事態宣言で4月はサンマルクや椿屋が10%台まで落ち込んだ中、55.2%と高水準を維持しているのです。

■月次売上推移(前年同月比 %)

  3月 4月 5月 6月 7月
ドトール 77.5 35.8 36.5 66.8 68.9
コメダ 94.5 55.2 73.6 88.3 93.1
サンマルク 66.0 14.3 17.5 62.0 69.8
椿屋 62.0 14.0 22.0 60.0 61.0

※月次報告をもとに筆者作成

コメダ珈琲は住宅地を中心としたロードサイド型が多く、地域住民をターゲットとした店舗展開をしています。繁華街や商業施設、ビジネスビルなどに積極展開する他社との違いが明確に出ました。郊外型はテイクアウト需要にも期待でき、リモートワークなどの新たなライフスタイルが進むほど、そのメリットが享受しやすくなると予想できます。

文:麦とホップ@ビールを飲む理由

麦とホップ @ビールを飲む理由

しがないサラリーマンが30代で飲食店オーナーを目指しながら、日々精進するためのブログ「ビールを飲む理由」を書いています。サービス、飲食、フード、不動産にまつわる情報を書き込んでいます。飲食店、宿泊施設、民泊、結婚式場の経営者やオーナー、それを目指す人、サービス業に従事している人、就職を考えている人に有益な情報を届けるためのブログです。やがて、そうした人たちの交流の場になれば最高です。 ブログはこちら 「ビールを飲む理由」 


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2013年2月にコメダ珈琲を買収し、知名度を高めたMBKパートナーズ。2019年6月には高級チョコレートのゴディバ・ジャパンを1000億円超で買収しています。韓国系投資ファンド・MBKパートナーズとは、どのような会社なのでしょうか?