【カゴメ】5年後にはトマトから野菜の会社に

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写真はイメージです

中期経営計画を下方修正 

カゴメは新型コロナウイルスの影響で2020年12月期第2四半期の業績が振るわず、さらに新型コロナウイルス感染症の収束時期が不透明なことから、2021年12月期を最終年度とする中期経営計画の数値目標を引き下げた。 

売上高は当初の2120億円から260億円低い1860億円に、事業利益(売上収益から売上原価、販管費を控除し、持分法による投資損益を加えた指標)も当初の162億円から37億円低い125億円に修正した。 

足元の2020年12月期第2四半期は、新型コロナウイルス感染症の影響による巣ごもり需要が拡大したことで、飲料や内食向けの商品は増収となったものの、緊急事態宣言やロックダウンなどの影響で国内外の外食向け商品の販売が落ち込んだ。 

この結果、2020年12月期通期の業績は、売上高が前年度比0.3%増の1814億円、事業利益が同0.8%増の124億円と横ばいで推移するものの、営業利益は同8.4%減の129億円、当期利益は同14.7%減の87億円と減益を避けられない見込みだ。 

M&Aを含めた2025年に向けた取り組みは、同社の業績の回復にも寄与することは間違いない。

【カゴメの沿革と主なM&A】

内容
1899 蟹江一太郎氏が西洋野菜の栽培に着手、最初のトマトの発芽に成功
1903 トマトソース(現在のトマトピューレー)の製造に着手
1914 愛知トマトソース製造を設立
1917 カゴメ印を商標登録
1923 愛知トマトソース製造を愛知トマトに改称
1934 愛知食糧品製造を吸収合併
1963 社名をカゴメに改称
1976 名古屋証券取引所市場第2部に上場
1978 名古屋証券取引所市場第1部に上場、東京証券取引所市場第1部に上場
2002 雪印ラビオの全株式を取得
2010 オーストラリアのトマト加工会社・農業会社の事業を譲受
2013 米国の種子開発会社のUnited Genetics Holdingsを子会社化
2015 家庭用エスニック食品を販売する米国のPreferred Brands International, Inc.を子会社化
2017 米国のPreferred Brands Internationalを譲渡
2019 子会社のカゴメ物流サービスを新物流会社F-LINEに統合

文:M&A Online編集部国の

M&A Online編集部

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