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【日本航空】M&Aで一敗地に塗れ、再浮上を賭けるナショナルフラッグ

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業界再編の果てに

もちろん日航も、だた手をこまねいていたわけではない。生き残りのための模索は続けていた。その手段として活用したのがM&Aだ。2002年9月に株式移転で日本エアシステム(JAS)と経営統合し、「日本航空システム」として再出発する。2001年9月に発生した米同時多発テロに伴う航空需要の激減を受けた、国内航空の業界大再編だった。

しかし、地方路線での補完を期待されたJASは、全日空の持つ地方路線よりも搭乗者が少ない赤字地方路線を多く抱えており、むしろ日航の足を引っ張ることに。そして同社は経営破綻へと突き進むことになる...

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