日本車「消滅」の衝撃!大混戦の2020年EV世界販売トップ5

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テスラ、トップ5に2モデルが食い込む

4位は2020年3月に発売したテスラのスポーツ多目的車(SUV)タイプの四輪駆動(4WD)EV「モデルY」で、デビューから9カ月あまりで7万9734台を販売した。年間トップの 「モデル3」(一部モデルが4WD)がベースで、ボディサイズは10%ほど大きく、価格も約10%高い。

乗員は5人だが、大型化により3列目シートを追加して7人乗りも可能になった。一方で最長航続距離は505km (WLTP)と、「モデル3」の580kmよりも短くなっている。

月平均販売台数は約8860台で、通期販売となる2021年は年間10万台を超えるのは確実だ。SUVはガソリン車やディーゼル車の人気が高く、EVでもヒット車種になると期待されている。が、今年は本格的なSUVの日産「アリア」が投入される。

「モデルY」はテスラのブランド力に加えて、最低価格が4万1990ドル(約443万円)と500万円台以上と予想されている「アリア」よりも100万円は安いのが強み。

だが、「SUV対決」となると「アリア」に市場を押さえられる可能性もある。テスラは「モデルY」をSUVタイプのEVと位置づけてるが、その外観からも5ドアハッチバック車にしか見えないからだ。

「モデルY」をSUVではなく、1980〜1991年まで販売された4WDの「アウディ・クワトロ」のような「走行性能に優れたクーペ車」と位置づけた方が、EVユーザーに訴求するだろう。販売戦略も含めて、今年注目の1台だ。

テスラ「モデルY」(同社ホームページより)

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