日本車「消滅」の衝撃!大混戦の2020年EV世界販売トップ5

alt

リコールがあっても5位にランクアップ

5位は韓国・現代自動車の小型SUV「KONA」のEVバージョンとなる「Kona Electric(EV)」。2020年世界販売が同46.6%増の6万5075台と前年を上回る成長を見せ、2019年の9位から4ランク上がってトップ5入りを果たした。

2018年5月から2020年10月にかけて韓国内で12件の車両火災が報告され、同10月に原因となったLG化学製のバッテリーセルを交換する大規模リコールを実施している。それにもかかわらず同12月の月間世界販売は1万2381台(年間販売約14万8000台ペース)と好調で、2021年の販売も期待できそうだ。

SUVだけに今年のライバルは、日産「アリア」とテスラの「モデルY」となる。「Kona EV」は最低価格が4346万ウォン(約408万円)と「モデルY」よりも安く、SUVとしての色付けが両車の中間に当たることから、「モデルY」と競合する可能性が高い。

だが、2020年の世界販売では第2四半期から投入された「モデルY」の後塵を拝している。「Kona EV」はSUVとしての性格こそ「モデルY」よりも明確とはいえ、テスラのブランド力は高い。SUV市場で「モデルY」に勝つには、さらなる価格の引き下げが必要だろう。

現代自動車の「Kona EV」(同社ホームページより)

2020年からは日本車メーカー各社もEV販売に力を入れてきた。世界販売でトップ5圏内に再び食い込む「日の丸EV」は登場するのか?EVについては2020年は「後退」の1年だった。2021年にはEV世界市場で日本勢の「反撃の狼煙(のろし)」が上がることを期待したい。

2020年のモデル別EV世界販売台数トップ5

順位 モデル名 台数 前年の台数 対前年比
1 テスラ モデル3 365,240 300,075 +21.7%
2 上汽通用五菱 宏光MINI EV 119,255  - -
3 ルノー Zoe 100,431 46,839 +114.41%
4 テスラ モデルY 79,734 - -
5 現代自動車 Kona EV 65,075 44,386 +46.61%

文:M&A Online編集部

M&A Online編集部

M&Aをもっと身近に。

これが、M&A(企業の合併・買収)とM&Aにまつわる身近な情報をM&Aの専門家だけでなく、広く一般の方々にも提供するメディア、M&A Onlineのメッセージです。私たちに大切なことは、M&Aに対する正しい知識と判断基準を持つことだと考えています。M&A Onlineは、広くM&Aの情報を収集・発信しながら、日本の産業がM&Aによって力強さを増していく姿を、読者の皆様と一緒にしっかりと見届けていきたいと考えています。


NEXT STORY

「日本電産」EV戦略にアクセル 三菱重工工作機械を買収

「日本電産」EV戦略にアクセル 三菱重工工作機械を買収

2021/02/06

日本電産がEV戦略にアクセルを踏み込んでいる。 EV戦略にとって重要な取り組みとなる工作機械メーカー・三菱重工工作機械を買収し、トラクションモーターシステムの増産に取り組む。