日本車「消滅」の衝撃!大混戦の2020年EV世界販売トップ5

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「第1世代」が3位にランクイン!

3位は仏ルノーの「Zoe」。2020年の販売台数は前年比114.41%増の10万431台と、10万の大台を突破した。「Zoe」は5人乗りの5ドアハッチバックEV。同アライアンスの日産「リーフ」よりも2年後の2012年12月に発売された「第1世代」の量産EVだ。

同じ「第1世代」の「リーフ」が20.2%減の5万5724台と販売台数を落としているのに対し、「Zoe」は2倍以上の急成長となった。世界販売ランクも「Zoe」が2019年の8位から3位に上昇した一方、「リーフ」は3位から7位に後退している。

その理由は2019年6月に実施した「Zoe」のフルモデルチェンジだ。走行用電池の容量を41kWhから52kWhに増加し、従来モデルの最高80kW(109馬力)から同100 kW(135馬力)の新型モーターに換装した。

その結果、発車から時速100kmまでの加速時間を従来モデルの11.4秒から9.5秒に短縮し、最高速度も同5km速い140kmと、よりパワフルなEVとなっている。

一方、「リーフ」は2017年9月にモデルチェンジしたが、モーターや電池などの基幹部品で構成するプラットフォーム(車台)は初代モデルを流用しており、目新しさは感じられない。

日産は2019年1月に62kWhの大容量リチウムイオンバッテリーを搭載した「リーフe+」を発表するなど機能強化を図っているが、2020年の販売を押し上げることはできなかった。

日産は2021年半ばにSUVタイプのEV「アリア」を発売するが、「リーフ」も本格的なフルモデルチェンジが必要な時期にさしかかっている。

ルノーのEV「Zoe」。日産「リーフ」と同じ「第1世代」の量産EVだ。(同社ホームページより)

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