NTTドコモ<9437>がスマホ決済サービス「d払い」で攻勢をかけてきた。1月31日から2月29日まで吉野家のd払い導入店舗1181 店舗(2020年1月31日時点)でd払い会計すると、支払い金額の20%分をdポイントとして還元する。

NTTドコモが現在実施しているドラッグストアや、ランチタイムの飲食、コンビニなどでのキャンペーンはいずれも還元率は10%。今回はこれを通常ポイント0.5%とは別に倍の20%を還元する。 

競争が激化しているスマホ決済サービスについては、メルカリ<4385>がOrigami(東京都港区)を2020年2月に完全子会社化するなど業界再編に向けた動きが表面化している。 

NTTドコモはメルカリ、LINE、KDDI<9433>とともに取り組んでいた、それぞれの加盟店でそれぞれのスマホ決済サービスが利用できるようにする「MoPA」事業が取りやめになったことから、新たな取り組みに迫られており、今後も「d払い」での攻勢は強まりそうだ。 

現キャンペーンを大きく上回る規模

今回のキャンペーンは吉野家が「d払い」を導入するのに伴って発表したもので、幅広い決済サービスを採用することで、吉野家の利用者を増やすのが狙いという。 

吉野家は現在15時から23時の時間帯に定食全品を10%割引する夜割を実施しており、今回のキャンペーンはこれを還元率や実施時間などで大きく上回る規模になる。 

NTTドコモは1月30日にリクルートと提携し、リクルートグループの「じゃらん」や「ホットペッパーグルメ」など12のWebサービスを通して予約した、約20万店舗でサービスを利用すると「dポイント」が貯まる取り組みを発表した。 

今後「d払い」や「dポイント」にかかわるこうした取り組みが一段と進みそうだ。

文:M&A Online編集部