LINE<3938>が運用するスマートホン(スマホ)決済サービスLINE Payは2019年5月20日から5月29日までの10日間、総額300億円を投じるキャンペーン「祝!令和 全員にあげちゃう300億円祭」を実施する。 

このキャンペーン期間中、PayPay、楽天ペイ、auPAYなどの他の主なスマホ決済サービスはどんなサービスを展開するのか。調べてみるとお得なキャンペーンがいくつかある。チャンスを逃さないために利用者はしっかりとアンテナを張っておく必要がありそうだ。 

LINE Payユーザーがどれだけ増えるか

 LINE Payが実施する全員にあげちゃう300億円祭は、キャンペーンページからLINE友達に1000円分のLINE Payボーナスを送り、送られた側はLINE Payボーナスを店舗やオンラインショッピングで1000円分の支払いに使用できるという内容。送られた総額が300億円に達した時点でキャンペーンは終了となる。 

話題を集めたPayPayによる100億円あげちゃうキャンペーンでは、支払い金額の20%分をポイントで還元する方式だったため、100億円に達した時点での支払い総額は500億円という計算になる。 

今回のLINE Payのキャンペーンは1000円分のポイントをそのままプレゼントする方式のため、プレゼントの総額が300億円に達した時点での支払い総額はいくらになるのか想像するのが難しい。新たなLINE Payユーザーがどれだけ増えるのかが、キャンペーンのポイントとなりそうだ。 

スマホ決済サービスの勢力図はどう変わる

 LINE Payのキャンペーン中、スマホ決済サービスを手がける他の企業もいろいろと対策を打っている。 

KDDI<9433>が運用するauPAYは毎月3日、13日、23日の三太郎の日にauPAYで支払いを行うと、auスマートパスプレミアム会員だと支払い金額の20%分をポイントで還元する。ただauスマートパスプレミアム会員は月額情報料として税抜き499円の支払いが必要なため2500円ほどの支払いでトントンとなる。入会金や年会費が無料のauSTAR会員では、auPAY払いで5%分のポイント還元となる。 

さらに、食べログ掲載のキャンペーン対象店舗でauPAY払いにすると、支払い金額の5%分のポイント還元となる。食べログのキャンペーン期間は7月31日までで、三太郎の日は期間の設定がない。

ソフトバンク<9434>系のPayPayは5月31日まで、関東と山梨県の32店舗のイオンで支払い1回につき1000円分、最大20%分のポイントを還元する。また、通常の還元サービスの還元率をこれまでの0.5%から5月8日に最大3%に引き上げた。こちらは期間の設定はない。

楽天<4755>が運用する楽天ペイも5月15日に還元率をそれまでの1%ー1.5%を5%に引き上げた。こちらは7月1日までの期間限定だが、すでに第2弾の用意がある。 

LINEがキャンペーンに投入する300億円は同社史上最大の規模となる。スマホ決済サービスの勢力図にどのような変化が起こるのか。キャンペーンの終わる5月29日が注目だ。

文:M&A online編集部