携帯電話会社の「スマホ決済サービス」利用者争奪戦が激化
携帯電話会社によるスマートホン決済サービス利用者の争奪戦が激化してきた。「100億円あげちゃうキャンペーン」で先行したPayPayを、ドコモやauが新たなキャンペーンで追撃する構図が鮮明になってきた。
PayPayは2019年3月29日から31日までのヤフオクドームで行われる福岡ソフトバンクホークスの開幕3連戦で、ドーム内で販売する生ビールの支払いに、スマートホン決済サービス「PayPay」を利用すれば、通常1杯700円の生ビールを350円の半額で販売する。
さらに2019年のシーズン中にヤフオクドームで開催されるプロ野球公式戦で、飲食やグッズなどの購入に「PayPay」を使用すると、支払額の最大10%のPayPayボーナスを付与し、ソフトバンクとワイモバイルのスマホユーザーには、さらに10%アップの支払額の最大20%のPayPayボーナスを付与する。
PayPayはヤフオクドームでのキャッシュレス化を推進し、将来は現金が一切使えない完全キャッシュレス化を実現するという。
野球場の完全キャッシュレス化については、今シーズンから楽天生命パーク宮城での、楽天イーグルス戦が完全キャッシュレスになる。ソフトバンクと楽天の試合と同様、今シーズンはキャッシュレス化でも首位攻防戦が盛り上がりそうだ。
今回の取り組みはソフトバンク<9434>、福岡ソフトバンクホークス、PayPayの3社で「ホークス観戦はPayPayでバリ得!キャンペーン」として実施する。
生ビール半額キャンペーンは「PayPay」支払い者全員が対象で、購入回数に制限はない。PayPayボーナスの付与については1回につき1000円相当、月1万円相当が上限となる。
ヤフオクドームでは2019年3月2日からドーム内の飲食物やグッズの販売、スタンド内での売り子販売、ワゴン販売、スーパーボックス、チケット売り場で、「PayPay」支払いができるようになる。
文:M&A Online編集部
携帯電話会社によるスマートホン決済サービス利用者の争奪戦が激化してきた。「100億円あげちゃうキャンペーン」で先行したPayPayを、ドコモやauが新たなキャンペーンで追撃する構図が鮮明になってきた。