ぴあ 三菱地所と資本・業務提携へ
公開日付:2021.05.13
「チケットぴあ」で知られるチケット販売大手のぴあ(株)(TSR企業コード:291258980、渋谷区、東証1部)は5月13日、2021年3月期の連結決算を発表し、イベント開催の規制などで純利益が66億6400万円の赤字だった。同日、三菱地所(株)(TSR企業コード:291022472、千代田区、東証1部)との資本・業務提携も発表した。三菱地所がぴあの第三者割当による新株(所有割合4.44%)を引き受けるほか、イベントを両社で企画する。
ぴあは、商工組合中央金庫による30億円の資本性劣後ローンなど、グループ全体の借入枠を最大200億円まで拡大。また、三菱地所との資本提携で、約20億円の資金を調達する予定で、キャッシュ残高の安定化を進めている。
2021年3月期通期の連結決算は売上高673億5500万円(前期比58.7%減)、営業利益62億3100万円の赤字(前期11億400万円の黒字)、当期純利益66億6400万円の赤字(同1億2100万円の黒字)だった。純利益が赤字に転落するのは2010年3月期以来、11年ぶり。
セレクトショップ大手のユナイテッドアローズ<7606>は、2021年3月期の連結決算が1999年の上場以来、初めて最終利益が約72億円の赤字だったと発表した。
オンキヨーは主力のホームAV事業をシャープに譲渡する協議を開始したと発表した。5月20日までに正式契約を締結し、6月25日開催予定の株主総会に諮る予定。
河野太郎新型コロナウイルスワクチン接種担当大臣が、早ければ年内にも国産ワクチン承認の可能性に言及した。これで、ようやく国産ワクチンの承認にめどがついたと言えそうだ。