コロナ禍を跳ね返すことができるか「カレー」の反転攻勢

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写真はイメージです

新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、休業や時短営業などを余儀なくされている外食産業にあって、国民食の一つに数えられる「カレー」に、コロナ禍を跳ね返す反転の動きが現れてきた。

カレーハウスCoCo壱番屋を展開する壱番屋<7630>が2022年2月期を初年度とする3カ年の中期経営計画で、営業利益を2.3倍強に高める目標を示した。ゴーゴーカレーを展開するゴーゴーカレーグループ(東京都千代田区)はコンビニとの連携商品を投入し、牛丼チェーン「松屋」を運営する松屋フーズホールディングス<9887>は「ごろごろチキンのトマトカレー」などのカレーメニューを復活するなどの施策を打ち出した。

新型コロナワクチンの接種の広がりとともに、カレー需要は徐々に戻ってくることが予想されており、こうした動きを踏まえた3社の取り組みとは、どのようなものなのか。

コロナ前を上回る最終利益に

壱番屋は中期計画で「ウイズコロナの時代の市場環境に適した立地の見直しや店舗設備の導入などを積極的に行う」とし、2024年2月末までに107店舗のCoCo壱番屋を出店するほか、パスタ店などのカレー以外の店舗も23店舗増やし、合計で130店舗を出店(退店を差し引いた純増は71店舗)する。

この積極的な出店により2024年2月期には売上高を570億円(2021年2月期比28.8%増)に高め、営業利益は60億円(同2.35倍)、経常利益は62億円(同2倍)、当期利益は40億円(同2.31倍)と大幅な増益を目指す。

初年度の2022年2月期は前年度比10%強の増収を、営業利益、経常利益はともに同50%強の増益を見込む。さらに当期利益は同約2倍と急拡大する予想で、コロナ前を上回る見込みだ。

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2021/03/28

アニメとのコラボが活発だ。カレーハウスCoCo壱番屋を運営する壱番屋は2021年4月1日から名探偵コナンとのコラボキャンペーンを実施する。歯のオーラルケア製品を販売するシャリオン(東京都港区)も3月30日に、呪術廻戦とコラボした歯ブラシや歯磨き粉を発売する。