近年の東京海上ホールディングスは、「グローバル保険グループ」を旗印とし、海外展開を加速している。巨大な米国市場、欧州市場の開拓、アジアを中心とした発展途上国の成長の取り込み、また東日本大震災といった大災害を含むリスクの分散などさまざまな理由がある。グループ全体の収益、利益、純資産、総資産の推移は図1の通りである。09年3月期のリーマンショックの影響による収益の減少や、12年3月期東日本大震災による当期純利益の減少は見受けられるものの、堅調に推移していると言える...
世界シェア首位のイメージセンサー事業で復調のソニー。80年代の巨額買収、時代に合わせた商品開発。ここまでの好調、低迷、そして復活までを振り返る。