コロナ禍の中、寿司チェーン買収に踏み切った「東京一番フーズ」の勝算は

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写真はイメージです

外食・フードサービス業界のM&Aは減少 

東京一番フーズが寿し常など26店舗の事業を譲り受けた6月1日までに発表された2020年の外食・フードサービス業界のM&A(東

東京・銀座の「とらふぐ亭」

証の適時開示情報のうち経営権の異動を伴うM&A案件)件数は10件で、2019年の同期間のM&A件数15件の3分の2にとどまった。 

またM&Aの取引金額は2019年が54億4400万円だったのに対し、2020年は1億5000万円と大きく減少した。この数字からはM&Aの決断を先送りしている状況や、大型の案件を避けている状況などが浮かび上がってくる。 

そうした状況の中で東京一番フーズは店舗網拡大路線にカジを切ったわけで、果たして思惑通りピンチはチャンスとなるだろうか。

【東京一番フーズの業績推移】単位:億円

  2016年9月期 2017年9月期 2018年9月期 2019年9月期
売上高 38.52 40.87 43.04 46.19
営業利益 0.18 1.03 1.25 1.77
経常利益 0.39 1.22 1.5 1.89
当期利益 0.21 0.31 0.85 0.99

文:M&A Online編集部

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