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新型コロナワクチン・治療薬開発トップ2社になぜ「合併の噂」?
2020/06/14
新型コロナウイルスのワクチンと治療薬で世界のトップを走る英米の製薬メーカー2社の合併が囁かれている。英アストラゼネカが米ギリアド・サイエンシズに提携に向けた交渉を持ちかけたという。まだ交渉には入っていないが実現すれば過去最大の合併になる。
東京一番フーズが寿し常など26店舗の事業を譲り受けた6月1日までに発表された2020年の外食・フードサービス業界のM&A(東
証の適時開示情報のうち経営権の異動を伴うM&A案件)件数は10件で、2019年の同期間のM&A件数15件の3分の2にとどまった。
またM&Aの取引金額は2019年が54億4400万円だったのに対し、2020年は1億5000万円と大きく減少した。この数字からはM&Aの決断を先送りしている状況や、大型の案件を避けている状況などが浮かび上がってくる。
そうした状況の中で東京一番フーズは店舗網拡大路線にカジを切ったわけで、果たして思惑通りピンチはチャンスとなるだろうか。
【東京一番フーズの業績推移】単位:億円
2016年9月期 | 2017年9月期 | 2018年9月期 | 2019年9月期 | |
売上高 | 38.52 | 40.87 | 43.04 | 46.19 |
営業利益 | 0.18 | 1.03 | 1.25 | 1.77 |
経常利益 | 0.39 | 1.22 | 1.5 | 1.89 |
当期利益 | 0.21 | 0.31 | 0.85 | 0.99 |
文:M&A Online編集部
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新型コロナウイルスのワクチンと治療薬で世界のトップを走る英米の製薬メーカー2社の合併が囁かれている。英アストラゼネカが米ギリアド・サイエンシズに提携に向けた交渉を持ちかけたという。まだ交渉には入っていないが実現すれば過去最大の合併になる。