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廣済堂のTOBは不成立に|2019年第1四半期まとめ

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2019年第1四半期のTOBプレミアムの動向

2019年第1四半期のTOB中、上場会社を対象とし、かつ成立した全11件のTOBプレミアムの平均は28.79%、ディスカウントTOB1件を除いた10件の平均は32.43%でした。

ディスカウントTOBを除いた平均は前年同期29.75%、直前四半期37.0%でしたので、対前年同期比では上昇、対直前四半期では下落で推移していますが、いずれも大きくは変動しておらず概ね横ばいでの推移と考えられます。

今後のTOB市場予測

引き続き、グループ再編型のTOBは一定の取引量を維持するものと考えられます。親子上場会社の子会社に注目です。

一方で、3月決算企業の決算発表は減益となる企業も目立ち始め、実体経済の天井打ち感が強まり、株価も5月は下落が続くなど、米中貿易戦争の懸念、消費増税への懸念等で企業の投資意欲は高いといえない状況が続いています。

従来同様、事業会社による積極的な事業拡張を目的としたTOBは低調となる可能性が高く、株価が6か月以上低迷しているような企業のMBO・バイアウトなどは活性化する可能性があるというシナリオを維持したいと思います。

文:巽 震二/編集:M&A Online編集部

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