日本経済はお盆ウイークに入り、小休止といったところだが、8月前半のM&Aはいつになく大型の案件が目立っている。JTが1645億円を投じてバングラデシュ2位のたばこ事業を買収するのを筆頭に、取得金額が100億円を超える案件はすでに7件。100億円超の案件は1~7月で26件(東証の適時開示ベース)だったが、半月足らずでその4分の1に達する高水準だ。
お盆入り前の8月1~10日の買収件数(グループ内再編を除く)は31件...
市場拡大が続く介護業界だが、解消されない慢性的な人材不足に悩んでいる。2018年の報酬改定では大胆な介護報酬の削減が予想され、各社生き残りをかけたM&Aの動きが活発化してくると思われる。