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7年ぶりに再上場したスカイマーク、大空に羽ばたけるか?|ビジネスパーソンのための占星術

※この記事は公開から1年以上経っています。
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昨年12月、再上場を果たしたスカイマーク(羽田空港で撮影)

【企業ピックアップ】スカイマーク

毎月気になる企業をピックアップし、その企業の占星術的な視点からポイントをお伝えしています。今回はスカイマーク株式会社(1996年11月12日設立)をピックアップしました。

スカイマークは旅行大手、エイチ・アイ・エスの創業者で現取締役最高顧問(前会長兼グループ最高経営責任者)の沢田秀雄社長らが出資して設立されました。規制緩和を受けた新規参入航空会社の第1号として登場しました。

2000年には東証マザーズ市場に上場を果たし、全日本空輸(ANA)、日本航空(JAL)に次ぐ国内3位のポジションを確保した。しかし、LCC(格安航空会社)の競争激化や欧州エアバスの超大型機「A380」購入契約解除を巡る混乱などにより、業績が悪化。2015年に民事再生法の適用を申請し、事実上、経営破綻しました。

その後、ANAホールディングスなどの支援を受けて再建を進めてきたスカイマークが昨年12月、東証グロース市場に再上場しました。実は、2019年10月に再上場を申請していましたが、コロナ禍で翌2020年4月に取り下げた経緯があります。株式市場への復帰は2015年3月の上場廃止から7年9カ月ぶりです。

新型コロナウイルス禍で低迷していた旅客需要が上向く中、回復傾向にありますが、成長戦略に目を向けると課題も多いのが実情です。

そんなスカイマークの今後について西洋占星術を使ってチェックしていきたいと思います。

スカイマークの航空機(羽田空港で)

専門性に特化した方が成果を出しやすい傾向

まずはスカイマークの傾向を占星術で見てみようと思います。

スカイマークの成長の要である太陽は蠍座にあり、この太陽が拡大発展を意味する木星とポジティブに繋がっていて、同社の成長力を強烈に後押ししています。

また企業の安定には不可欠な土星の影響も太陽を中心に、頭脳を意味する水星とポジティブなので、この辺りの安定性も信頼できるでしょう。

ただ、航空会社には必須と言える風の星座である「双子座・天秤座・水瓶座」に天体が少なく、JALやANAは風の星座にかなりの天体が集中しているので、この違いが気になります。

スカイマークの持つ太陽・蠍座は何かの専門性に特化した方が成果を出しやすい傾向があり、ミドルコストキャリアを狙うような戦略は合っていなかったとも言えます。

スカイマークはナショナルフラッグキャリアでもなく、LCCでもなくということで、中途半端な立ち位置であり、この立ち位置がこれまでの経営を難しくしていた過去があります。

今後の経営戦略で、羽田ー新千歳線や羽田ー福岡線といった人気路線にANAやJALより低運賃でLCCより良質なサービスを売りにする優位性だけでは、スカイマークの継続的な発展には繋がらないでしょう。

スカイマークのホロスコープを見る限り、国際線に特化やLCCに一気に振ってしまうなどの専門性に特化するならば、かなりの可能性を感じます。

また企業買収における最適な能力があるので、スカイマークの特徴だけでは成長に限りがあるのであれば、他社の優位性を取り込む戦略も検討に入れるのはどうかと、検討したくなります。

それほどに、今のスカイマークの進んでいる道は、同社らしさを発揮出来ていない茨の道へと進んでいるように感じるのが現状です。

ではこれからスカイマークの今後の流れを見てみようと思います。

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