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苦境に陥った「ファミレス」 相次いで店舗を閉鎖
2020/06/09
新型コロナウイルスがファミリーレストランの経営に大きな影を落としている。緊急事態宣言の解除に伴い、飲食店の来店客数は増えつつあるものの、ファミリーレストランの経営は当面厳しい状況が続きそうだ。
ロイヤルHDが2020年8月に発表した2020年12月期の第2四半期決算では、売上高は前年同期比40.8%減の405億100万円で、営業損益は116億5900万円、経常損益は124億4700万円、当期損益は131億6300万円のいずれも赤字に陥った。
同社が毎月公表している「ロイヤルホスト」と「天丼てんや」の売上高を見ると1-6月の上半期がいずれも前年同月比70%台だったのに対し、7月、8月、9月は同80%台を維持しており、回復傾向が現れている。
組織再編がさらなる売り上げアップにつながるのか。不採算店の閉鎖や人員削減などのコスト削減策と相まって、効果の広がりが見込めそうだ。
【ロイヤルHDの業績推移】単位:億円
2018年12月期 | 2019年12月期 | 2020年12月期 第2四半期 | |
売上高 | 1377.01 | 1405.78 | 405.01 |
営業損益 | 57.09 | 46.48 | △116.59 |
経常損益 | 57.65 | 46.39 | △124.47 |
当期損益 | 27.91 | 19.23 | △131.63 |
文:M&A Online編集部
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新型コロナウイルスがファミリーレストランの経営に大きな影を落としている。緊急事態宣言の解除に伴い、飲食店の来店客数は増えつつあるものの、ファミリーレストランの経営は当面厳しい状況が続きそうだ。