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【資本効率革命の波5-6】最後に「すべての道はROEに通ず」(最終回)

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5-6 最後に「すべての道はROEに通ず」「ROEは一日にして成らず」

「すべての道はローマに通ず」ということわざがあります。 英語で All roads lead to ROME. といいます。

この ROMの ”M” を取って ROE、つまり All roads lead to ROE.「企業経営のすべての道はROEに通ず」 になります。

いままで多くの企業内で使用されてきた様々な指標 ROAやOPM (ROS) など、それは ROEの一構成要素にすぎません。
それらの数多くの指標の存在が、企業経営を混乱させてきたかもしれません。

しかしこの ROE~ROIC経営は、その数多くの指標をすべてROICツリーのもとに含め、その目指すべき最終ゴールはROEだということを、きわめて単純明確に示してくれるものと思います。 

またこういうことわざもあります。

「ローマは一日にして成らず」ROME wasn't built in a day.

これも同様にROMEの”M”を取って、ROE isn't built in a day. 「ROEは一日にして成らず」になります。

ROE向上は地道で時間のかかる全社を挙げての取り組みです。しかしそのROE向上こそが従業員、経営者そして株主の共通の目標であり、その成果がこれら利害関係者全員にいきわたるような、いわゆるWin-Winの関係を築いていただきたいと切に願っております。(完)

文:クロス・ボーダー・ブリッジ株式会社 代表取締役 藤原裕

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藤原 裕

経歴: 1974年 東京大学工学部資源開発工学科を卒業 1974年 三井海洋開発(株)入社、海洋石油掘削装置(リグ)の開発およびマーケッティングに従事 1987年 安田信託銀行(株)入社、M&Aコンサルティングチーム統括、同社ニューヨーク副支店長、シカゴ支店長歴任 1998年 オムロン(株)入社、米国子会社社長、本社財務IR室長、執行役員常務・グループ戦略室長、同・経営IR室長歴任 2011年 オムロン(株)退社 2011年 クロス・ボーダー・ブリッジ(株)設立、代表取締役に就任(現任) 2013年 ナブテスコ(株)社外取締役に就任(現任) HPはこちらから http://cross-border-bridge.com/index.html


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