仕掛けの第一は部門内各部署およびその下の従業員のKPI(重要業績評価指標)とインセンティブ報酬を密接にリンクさ...
第五章では、ROE改善が株主だけでなく、経営者はもちろん全従業員がその果実を享受できるような仕組みづくりを提案しています。基本的には ROEからROIC改善と報酬のリンク、さらに従業員の株主化の推進などにより、従業員と経営者そして株主が利害をともにしながら同じ方向に進んで行くことが企業の望ましい姿だと信じています。
前回に続き、投下資本効率改善によるROE向上のシミュレーションを行います。
規模の大きくない企業の多くではBSを各部門で策定するのは手間がかかる、あるいは共有資産の配分ができない、という理由で部門のBSを策定してないと聞いています。今回は、各事業部門のBSを策定する方法をお伝えします。
「ROEで社長を辞めますか」の連載第9回。中期経営計画の目標はROEだけで十分なのでしょうか。一緒に考えてみたいと思います。