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【資本効率革命の波3-6】ROIC目標導入で部門に期待する具体的アクション

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3-6 ROIC目標導入で部門に期待すること

多くの企業では、従来から事業部門は売上と利益のPL中心の定量的目標で、企画や人事、総務、経理など管理部門は定性的な目標で経営されてきたと思います。

このROIC目標導入は、事業部門には投下する資本のコストを意識した資本効率性の高い事業運営を促しています。利益は大きい方がいいのですが、それ以上に投下資本を使ってしまうと、その事業は価値を産んでないということを認識していただくことが重要です。

一方、管理部門にも効率的な経費運営による利益拡大と同時に効率的な資産と負債の管理で資本の抑制圧縮への貢献が求められます。つまり、利益の拡大と株主資本の効率化を全社挙げて同時に推進する取り組みがこのROIC目標なのです。

事業部門に期待する具体的アクションは、原価・経費低減で利益拡大の取り組みと同時に、投下資本の圧縮あるいは膨張抑制のため、在庫や売掛金あるいは機械設備など資産の圧縮あるいは買掛金の増加(支払期日を伸ばすなどで無コストの負債を増やす)を促します。

管理部門に期待する具体的アクションは、よりコスト意識を高めて全社の利益拡大に貢献すると同時に、遊休あるいは不採算資産の整理や買掛金の期日を伸ばすなどの工夫により資産圧縮に寄与することが期待されるのです。

このような各部門の利益拡大と投下資本圧縮の努力は、部門で余剰の現金を産むことにつながり、それが本社に還元されて有利子負債を増加させることなく、自社株買い入れなどで株主資本の圧縮そしてROE改善につながっていくのです。 

詳しくは後述するROICのツリー展開を参照してください。

文:クロス・ボーダー・ブリッジ株式会社 代表取締役 藤原裕

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クロス・ボーダー・ブリッジ株式会社 代表取締役 藤原 裕

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経歴: 1974年 東京大学工学部資源開発工学科を卒業 1974年 三井海洋開発(株)入社、海洋石油掘削装置(リグ)の開発およびマーケッティングに従事 1987年 安田信託銀行(株)入社、M&Aコンサルティングチーム統括、同社ニューヨーク副支店長、シカゴ支店長歴任 1998年 オムロン(株)入社、米国子会社社長、本社財務IR室長、執行役員常務・グループ戦略室長、同・経営IR室長歴任 2011年 オムロン(株)退社 2011年 クロス・ボーダー・ブリッジ(株)設立、代表取締役に就任(現任) 2013年 ナブテスコ(株)社外取締役に就任(現任) HPはこちらから http://cross-border-bridge.com/index.html


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