ROIC経営を導入されている企業もだんだん増えてきました...
投下資本効率改善によるROE向上のシミュレーションの第3回です。利益は毎年5%ずつ増加し、同時に株主資本は毎年5%ずつ低減するというシナリオで考えてみます。
各部門が事業を行う上で必要な資本は本社が供給していますが、その源泉は株主から調達した株主資本と銀行などから調達した有利子負債の合計です。各部門の資本効率性向上が全社ROE改善につながります。
今回から第二章「それともROEで会社を変えますか?」の連載がスタートします。無借金企業はROE向上のために何をすべきでしょうか
連載第2回は、数多くある経営指標のなかで、なぜROEに注目が集まるかについて考えてみたいと思います。