従来の社内各部門の目標は売上と利益に偏っていて、部門でも一部の関係者の目標でしかなかったというきらいがあります。
前章のROIC導入により、部門はPLだけでなくBSに対しても注目する仕組みができましたが、ここではそのROICを構成要素により細かく分解して、営業も購買もそして総務や経理など管理部門も、組織の全員がROICという共通の目標に多少なりとも係るような設計、いわゆるROICのツリー展開を提言しています...
「それともROEで会社を変えますか?」今回は、本社が取り組む資本効率化の施策その2として、借金経営のススメです。
今回はROEの向上について論じる前に、株主資本と自己資本について考えてみたいと思います。