閑話休題(3):利益の種類

前回では税引後営業利益NOPATという耳新しい利益が出てきました。

ここで利益の種類について改めてまとめてみます。決算資料に出てくる利益は営業利益、経常利益、当期純利益ですが、その他にM&Aの企業買収価格の算定によく使われるEBITあるいはEBITDAという利益があります。

EBIT(Earnings before interest and tax;金利支払前税前利益)
=営業利益+支払金利以外の定常的営業外損益
=経常利益+支払金利
(EBIT≒営業利益とする事例もあります)

EBITDA(Earnings before interest, tax, depreciation and amortization:償却・金利支払・税前利益)
=EBIT+(有形固定資産償却費+無形固定資産償却費)

NOPAT(Net operating profit after tax:税引き後営業利益)
=EBIT x (1-実効税率)
(NOPAT≒営業利益 x (1-実効税率)とする事例もあります)

EBITやEBITDAが出てきた背景は、税金は国によって税率が違うし、償却費も償却方法やその国の税法によって異なるため、グローバル企業のM&Aには国によるばらつきをできるだけ小さくし、買収対象企業の真の実力(稼ぐ力)を見極めることが必要だからと言われています。

文:クロス・ボーダー・ブリッジ株式会社 代表取締役 藤原裕

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