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【資本効率革命の波1-2】なぜROEに注目が集まるのか(1)

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1-2 なぜROEに注目が集まるのか(1)

企業の経営状況を表す指標は数多くあります。
その指標の基となるデータは、企業の一定期間の売上と利益を表す損益計算書(PL:Profit&Loss Statement)と、その期間の最終日時点での所有する資産とそれに対応する負債・資本を表す貸借対照表(BS:BalanceSheet Statement)の二つの財務諸表です。この2つのデータから様々な経営指標が産み出されてきました。

その代表的なものとしては
1) 売上高利益率(ROSと呼びます) =利益÷売上高
2) 総資産利益率(ROAといいます) =当期純利益÷総資産
3) 株主資本利益率(ROEといいます)=当期純利益÷株主資本
ただし1)売上高利益率も2)総資産利益率も、残念ながら幅広い企業群の共通の経営指標には使用できません。

というのは株主や銀行などから調達した資金を、その企業が何にどう使って利益を確保するかは、企業経営者に任されていて、そのため企業のBSやPLの構造はそれぞれの業種、個々の企業によって大きく異なっているからです。
その結果これらの指標は同業種で同じようなビジネスモデルを採用している企業間の比較などに限定的に使用されます。

連載 資本効率革命の波

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ROEは業種やビジネスモデルの違いが言い訳に出来ない業績指標であるといえます。前回に引き続き、なぜROEに注目が集まるのかについて考察してみたいと思います。


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